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梅雨のダルさに対抗するツボ

2019.07.16 カテゴリー:不定愁訴 胃腸の不調 足の浮腫(むくみ) 首・肩 

 

(2019年7月16日の記事)

 

梅雨の季節になりました!

 

中医学ではこの季節の不快なジメジメ感を「湿邪(しつじゃ)」といい、胃腸不良、身体の重ダルさ、排泄や分泌の不良(痰など)、下半身に全般に関する不良を招くものとされています。

 

僕は今、早朝キックボクシングに行けるくらいの体調ではあるのでが、な〜んかスッキリしなくて。

 

キックで追い込むとちょっと胸がハラハラするというか、息苦しさと軽い痛みが出てきます。

 

といっても日常生活では全く問題なくて、追い込むのも普通の人はやらないような尋常ではない追い込み方ですから苦しいのは当たり前なんですけどね(笑)

 

でも以前はゼーゼーと息が切れてフラフラになるだけだったのが、今は「コレ以上やるとマズイ!」と思ってしまう感じ。

 

身体が重く、キレがない。

 

そして鼻水だか痰だかわからないものが出てきて苦しくなるのです。

 

何度も言いますが、超辛い運動をするとなってしまうだけで、普段は健康そのものです。

 

5月のほうが明らかに体調は良かった。

 

 

ということで、体内のねばっとした汚いもの全般のことを「痰濁(たんだく)」というのですが、それらを取り払い胃腸の調子を上げてスッキリしてみようと思い、このツボにお灸をしてみました。

 

豊隆。

スネの真ん中にあるツボです。

 

足の陽明胃経の絡穴である豊隆は、中医学でいうところの「脾胃(簡単にいえば胃腸全般)」の協力関係をさらに高めてくれるので、「痰湿」や先程の「痰濁」を取り払ってくれます。

 

指圧したり、お灸をしてみると良いでしょう。

 

膝下から足首の中点にある「豊隆」。

 


 

僕場合「運動するとハラハラする」ので呼吸器系にも軽く問題がありそうなのですが、中医学では「肺は胃腸系から始まる」ということになってますので(中医学に詳しい方、胃腸系というワードへのツッコミは不要です、わかりやすくしただけですw)、このツボでOKなのです。

 

さらに追加してこのツボにも。

 

指先に近いほうが「商丘」、かかとの方が「太谿」。

 

 

 


 

商丘は足の太陰脾経の経金穴でやはり胃腸系の経絡のツボですね。

金穴の「金」は肺と同じグループなのでこのツボも胃腸系と肺のために。

前述の通り肺は胃腸(脾・中焦)から始まりますし。

 

 

「太谿」は足の少陰腎経の兪土原穴。

もともと僕の体質的に「腎」が弱いのと「腎」は「深い呼吸」と体内の「水」に関係がありますので、ここにもお灸を。

 

 

体質、症状、季節によって使うツボは違ってくるのですが、「豊隆」についてはどなたでもこの季節に使って間違いないでしょう。

 

胃腸も身体も重ダルくなる季節ですし。

 

 

たまには真面目に中医学。

 

 

脱力だけではないのです(笑)

 

 

とくに、今の僕のように調子悪いけど病気とも言えない(未病)のような状態には、鍼灸は良いでしょうね。

 

脱力脱力騒いでますけど、中医学の基盤があってこそです。

 

お試しくださいませ〜♪

 

 

“梅雨のダルさに対抗するツボ” への2件のフィードバック

  1. とある樋口様信者 より:

    こんにちわ。
    当方、キックのアップの練習に注力してるため、
    足がくたくたです。スネが特に、、

    この時期、数年に一度忘れた頃に、
    心身の疲れががっつりできて
    睡眠障害やらもろもろが沸き上がってきますね。
    (腰に要注意なのは春かな?)

    • 管理人 より:

      大変ですね!
      この時期は湿度が高く上手く睡眠が取れない事が多いです。
      心身の疲れも睡眠から。
      良質な睡眠は胃腸機能の健全化から、という流れですので、ぜひ今回のツボ「豊隆」にお灸をしてみてくださいね。

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