2024.11.30
四十肩・五十肩とはよく言ったもので、この年齢近くになってくると肩近辺が痛くなり「髪結い・帯留め」の動作が出来なくなったりします。
以前は痛みの出る場所を確定させ、痛い箇所そのもの、経絡の流れ、動作上使う筋肉、ツボそのものの効果を狙ったものなどを組み合わせ治療しており、そのほとんどに鍼の「響き」を強めに出現させていました。
鍼を刺すと「ズシン」という重だるい感覚がありますが、これを「鍼の響き」といい、好きな方も大勢いらっしゃいますが、嫌いな方もいます。
響きの好き嫌いに関わらず、強い響きがあると「うわ〜」と思わず声を上げたくなるような異変を感じるのでどうしても「力」が入っちゃいますね。
結果、痛みなどのお悩みが解決することも多いですが、力が入るのは間違いない。
僕も響きが好きなので響かせたくなるのですが五十肩の痛みが取れるかどうかとはちょっと別で、腕の動きを阻害している組織を緩めてあげる(脱力させる)と痛みが素早く取れる傾向にあると感じてきています。
治療する場所は患者さんが痛みを訴える場所だとは限りません。
それどころか全く関係ないところにある場合が多いですね(痛いところもアプローチするけど)。
患者さんの体を押してみて「痛いところ」「硬いところ」を見つけ、そこを心地よい程度に親指で揺らしながら押していきます。
むしろ弱い力で。
時間もある程度かけます。
1箇所につき5分から10分。
その間「気持ち良いな〜」と眠ってしまう程度に。
最初押すと痛かった硬結部は、そのうち強く押しても全く痛みを感じなくなります。
この状態になってから髪結い・帯止めの動作をしてもらうと問題なく動いてくれます。
鍼にも応用出来そうで、わざと刺激の少ない鍼を打ち、痛みを軽減させることも十分あり得ますね。
治療する方としてはなんとか治してあげたいという気持ちが空回りして「強い刺激」や「長い時間」治療しがちなんですけど、人間の体はその思いとは裏腹に短くて弱い刺激の方が良い結果を出すことも多い。
昔エリザベート・ディッケという人が自分の腰からお尻の皮膚を摘んだり摩ったりして切断しなければならなかった自分の足を完全に回復させたのですが(結合式マッサージという)、この人はマッサージですからね、鍼ですらない。
皮膚を摘みまくった結果、自分の足を救うというw
先日、五十肩で左肩が上がらなかった40代の女性は2回の治療で完全に回復しました。
響きや痛みのある治療はほとんどせずにです。
同じような痛みだった五十肩の治療では最速かも(当社比ねw)
今朝はヘアサロンに行き、髪を切ってくれる人が腰が痛いというので結合式マッサージをイメージし仙骨や中臀筋をメインに母指で施術したところ
「今までにないくらい腰が軽い!」
と感動してくださいました。
いつもは鍼を使ったり円皮鍼を使っていたのですが、
「私、鍼使わない治療の方がいいかも〜♪」
と言われるくらいに(笑)
ま、凝り固まった思考じゃ体を緩めることも出来ん、ということ。
思考も脱力です。
もちろん五十肩も(お互いが)脱力!
僕は昔かなーり力んでいたので脱力が健康と、そして平和をもたらすと信じております。
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