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鍼灸院ブログ
2019.06.12 カテゴリー:日々の養生 漢方薬 院長のたわごと 自分のカラダを知っておく
こむら返りがひどいとき、即座に処方されることの多いのは漢方の芍薬甘草湯でしょう。
特に女性で「足がつりやすい」というワードを一言でも発したことのある人は必ず飲んでいます(言い過ぎw)
で、お話を聞く限り結構効果があるようなんですね。
僕は足がつることに対して芍薬甘草湯を飲んだことは無いのですが「飲んだけど効かなかった」ということを話している人を知りません。
そんなに凄いのかな、と思っていたのですが、こんなことが。
「最近寒かったからまた足がつりやすくなっている」と言っていた実の母をマッサージしていました。
ふくらはぎやスネや足の指を中心に温めながらマッサージとストレッチ、それも患部だけでなく股関節以下を優しく施術していたのです。
ところが施術中にも関わらず「足がつる」という現象が起こってしまいました。
特に無理な体勢をしていたわけでもなく、強い力を使ったわけでも無いのですが、母は小児麻痺で片足がほとんど動かず1本で支えているようなものなので今回は予告通りつってしまったという感じでしょうか。
ストレッチをしながら温めるもなかなか治まりません。
なので施術を中断して芍薬甘草湯を飲むことにしたのです。
「飲むとすぐ効くのよ」
そう言って僕の取ってきた芍薬甘草湯を水で飲みました。
本当はお湯に煎じて飲んだほうが良いのですが「いつも水だから大丈夫」というのでおまかせしました。
「すぐ効くって言っても、ねえ。もうマッサージは中止かな」
と思っていたのですが、
芍薬甘草湯を口に含んで、
ゴクッ(ひと飲み)
ゴクッ(ふた飲み)
母:あ、もう治った・・・
ってドリフかよ!!!!
どんだけ効くの速いんだよ!!
飲んで胃に入った瞬間治ったみたいな勢いですよ!
にわかに信じがたい状態でしたが、僕はマッサージを続けたのでした。
いやあ、プラシーボ効果なんでしょうかね?
わからないけど、人間の身体って不思議です、ほんと。
未知の生物Xですからね、人間って。
この記事は芍薬甘草湯を勧めるための記事では無いんですよ。
目の前で起きた事実を残して起きたかっただけです。
芍薬甘草湯との相性が良すぎるのか、僕の施術で治るほんの手前で飲んだだけなのか、全くわかりません。
理論では説明できない、こういうこともあるのだと、強く感じた瞬間なのであります。
つりやすい人、芍薬甘草湯は薬局にも売ってるけど、念のために医師に相談して飲んでみてくださいね〜(^o^)