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ギックリ腰の治療の先

2016.03.23 カテゴリー:体質改善 不定愁訴 腰痛 

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最近、ギックリ腰など急性症状の患者さんが多いです。

 

やはり季節の変わり目、冬から春に変わって行くなか身体がうまく順応できていないんですね。

 

中医学では「冬」は「腎」、「春」は「肝」の季節です。

「腰は腎の府」と言われ、腎と腰は密接な関係を持っています。

 

冬は寒く、寒邪は腰痛の1番の原因といっても過言ではありません。

 

そこにちょっと暖かい季節が見え隠れしてきて、油断したところに「ギックリ」してしまうのでしょう。

 

腰痛は私の最も得意とする治療ですが、ギックリ腰と慢性の腰痛では、考え方が違います。

 

言うまでもなくギックリ腰は「急性」ですね。

 

中医学のバイブル「黄帝内経」には「治病は必ずその本に求める」とあります。

これは、疾病はその根源を治さなければならない、というものです。

 

しかし、ギックリ腰のような「急性」のものには、「急なれば標を治す」という原則が当てはまります。

急性の場合は根源を治している暇はありません。

とりあえずその「痛み」つまり「標」の部分を治療しなければならない、ということです。

 

 

当院のギックリ腰治療では、鍼ではなくまずカイロプラティックの技術を使います。

バキバキ骨を鳴らすのではありません。

優しい力で背骨にアプローチをかけていきます。

背骨を構成する「椎骨」の位置を、本当に優しいチカラで調節していくのです。

 

痛みは5分ほどで和らいでいきます。

(実際、直近に治療したギックリ腰の方3名、寝違えの方1名、慢性ですがスベリ症の方1名、すべて1回の治療で「痛み」に関してはその場で寛解しております。)

 

背骨のラインは中医学では「督脈」といい、陰陽の「陽」の気を統括する作用を持っています。

さらに「腎」とも深い関係があります。

つまり、ギックリ腰という傷害により盛んになりすぎた陽の気をなだめ、炎症による痛みをとってやるのには「督脈」へのアプローチが非常に理にかなっていると言えるのです。

 

 

その後に、鍼灸の治療です。

僅かに残っている痛みが早く消える処置をしたあと、ギックリ腰になった原因の根本部分を治療するのです。

 

痛み取るのはアタリマエのことで、その先に「体質改善」があります。

体質を改善しないかぎり、またギックリ腰を起こすでしょう。

 

「体質改善」とは中医学で言う「本」を治す治療なのです。

 

それが私のやり方です。

 

急な痛みでお悩みの方、

ギックリ腰の方、首が寝違えてしまった方、もちろん慢性的な腰痛にお悩みの方も、お声がけくださいませ。

 

痛みをとり、体質を改善していきましょう。

 

 

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