2024.03.25
最近は腰痛・肩こり、寝違え、坐骨神経痛、関節痛などの症状を訴える方が多くなってきました。
これは明らかに「寒邪」の仕業です。
寒は冬季の主気。
冬になると気温が急に下がり寒邪が人体に侵入しやすくなるんです。
寒邪の特性はですね・・・
身体の陽気を損傷させ体内の陰陽バランスを崩してしまうんです。
元気なうちは「氣」の力で寒邪を追い出すことが出来るのですが、だんだんとその力が失われていくと寒気に始まり、臓腑まで達すると吐き気や下痢、四肢の冷え、頭痛、精神の減退にまでつながります。
また、寒邪は気血水を凝集させ、滞らせます。
「不通即痛」。つまり「通ぜざれば痛む」ということに。
さらに、寒邪が侵入すると経絡や筋脈が収縮・拘急(筋肉のひきつれのようなこと)が起こります。
なので腰痛や寝違え、坐骨神経痛のような症状が出てしまうのですね〜。
寒邪に侵されると、そもそも身体を動かしたくなくなるのですよ。
縮こまって、体温を逃さないようにしてしまう。
瞬間的には良いのですが、なんとなくそれが常態化してしまうと、だんだんと筋肉を蝕んでいき、ある人は猛烈な肩こり、ある人はぎっくり腰、ある人は坐骨神経痛、ある人は寝違えということになってしまいます。
動かさないと、滞る。
これ当たり前。
なので寒いときこそストレッチです。
まずは大きく伸びをして深呼吸、そして肩をぐるぐる回してみましょう。
次に腕を左右に振って腰を回しましょう。
さらに腰割りをやってみましょう。
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ちょっとずつ、動いてない身体を動かして寒邪からくる痛みへの予防をしましょう。
そしてよく身体を温めてくださいね。
ふくらはぎにカイロ、オススメです!