2024.07.28
ロックの日!アホな20歳の僕とロックなひぐっつぁんの話
2020.06.09 カテゴリー:(番外)音楽のこと 樋口宗孝を語る 院長のたわごと LOUDNESS30thAnniversary
このブログを書いているのは6月9日ロックの日。
ロックなくして僕はあり得ない。
初めて買ったCDはJOURNYの「Raised On Radio〜時を駆けて」だし、ドラムの師匠は日本の誇る偉大なロックバンド、ラウドネスの樋口宗孝氏だ。
ひぐっつぁん(樋口宗孝氏)に「弟子にしてください」と根津の寿司屋で頭を下げたのは高三の冬(1月某日)、その年の11月にマネージャーの隅田さんから電話があり「明日から来て」と突然言われ僕のロックな(?)人生が始まるのだ。
翌年1月にはアルバム「LOUDNESS」のレコーディングにくっついていき、アキラ・タカサキ氏のコテージのガスボンベのガス漏れを発見するという活躍(?)をみせ、ひぐっつぁんから「くんくん」というありがたい名前をいただくのである。
しかし「くんくん」名付け親のひぐっつぁんはその後一切「くんくん」とは呼ばず「おーい、村上ぃ〜!」と苗字で呼び、アキラさんや隅田さんをはじめツアークルー全員には「くんくん」が浸透してしまうというなんともおかしなことになるのである。
そう、ラウドネスのアルバム「LOUDNESS」をレコーディングしたのが1992年の1月、メンバーも山田雅樹さん・沢田泰司さんに変わり心機一転全国ツアーが5月から始まった。
ローディ初心者の僕は現場に慣れておらず常に大緊張しており、昼ごはんは毎回食べていなかった。
ドラムセットがちゃんと組まれているか心配でいつも喉に通らないのだ。
終焉までほぼ笑顔をみせず、仕込みからバラシまで12時間以上テンパったまま過ごす日々が続いた。
たしかローディ仕事にも慣れた11月博多公演の前乗り日。
ひぐっつぁんからいつものように夜の飲みに誘われていた。
しかし、大学の試験が近かった僕は「勉強するので」という理由で博多の夜をひぐっつぁんの誘いを断った。
がしかし、ホテルで本当に勉強をしていると、
ギターのローディをやっていたエディ(あだ名・ポチくんとも言われていた。元気かな?)が
「知り合いの女の子が4人いるので遊びに行こう」
と誘ってきたのである!
行くよね、20歳のワイ!
博多の夜は盛り上がった。
ベースローディのヤジマッちと、PAの山本さん、ポチくん、そして僕は博多で初めて会った女の子4人とはしゃいでいた。
居酒屋に行き、親不孝通りでも遊んだし、楽しかった。
僕は背の高い、すごく可愛い女の子と良い雰囲気になった。
ゲームセンターにいって対戦型のレースゲームをすると、その女の子は僕をすごく応援してくれたりしてね。
ありがとう、ポチくん、誘ってくれて。
勉強するはずだったけど、これならもう試験に落ちてもいい!
なんて思ってたよ(笑)
みんなで遊びまくって午前2時を回る頃。
お腹が減ってきて、博多だしラーメン食べたいねって話になった。
その時間はやっているお店も少なく「この時間にやってるお店はここしかない」というところに8人で入った。
狭いと思ったお店は部屋が奥まであり余裕を持って座ることができた。
博多のラーメン、もちろん美味しいだろうし、今回は女の子も一緒だ。
楽しさいっぱいで、
「僕はもう、長距離恋愛でも良い!」
鼻息あらく二十歳の僕はそう思いながら、女の子と話していた。
翌日はラウドネスの博多公演なのにもうかなり遅い時間だ。
明日もライブが終わったあとにまた遊ぼうって話していたかもしれない。
良い雰囲気は続いたままだ。
女の子は4人はみんな可愛くて、男4人は浮かれっぱなしだった。
翌日はラウドネスの博多公演なのに!
そう、物事は上手くことは運ばない。
悪いことをすると天罰が降るのである。
・・・何しとるんや!?
そう声をかけられ振り向くと、現れたのだ、深夜2時のラーメン屋に!
師匠・樋口宗孝が!!
4人は青ざめた。
まさに青ざめたとはこの時を表現するための言葉だ。
「お前勉強するんちゃうんかったか?」
わりと甲高い声のひぐっつぁんが低い声で言う。
「は、はい・・・」
その後、無言な弟子と師匠。
睨み付けられているだろうと思うが、怖くて目を合わせられない。
しばらく沈黙が続いたあと
「帰れ」
と言われ、僕は目を合わさずに一人でホテルに帰った。
ラーメンはまだきていなかった。
残された僕以外の7人はそのあと無言でラーメンを食べたらしい(すまぬw)
翌日、仕込みが始まる。
いつにも増して入念にセッティングをするも、落ち着かぬままメンバー入りの時間を迎えた。
何を言われるのか、また怒られるのか、100%僕が悪いので殺されても仕方がないとさえ思っていた。
ひぐっつぁん、登場。
「うわあ〜・・・」
と泣きそうになりながら駆け寄って僕は
「昨日はすみませんでした!!」
力いっぱいの謝罪をした。
殴られるかもしれないし、ライブ当日なのに僕のせいで1日中不機嫌になってしまうかもしれない。
しかし、100%不安しかなかった僕に、師匠はこう言った。
「楽しかったか?(ニコッ)」
僕は震えた。
もし僕が師匠の立場だった時、僕は僕を許せないと思う。
だけど、その日1日何事もなかったかのように振る舞うひぐっつぁんを目の当たりにし、
「一生ついて行こう!」
と思ったのである。
師匠・樋口宗孝ははやっぱりロックな人、なのである。
注:ロックって意味よくわからん(笑)
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