2024.05.03
「春」という季節は桜も咲き、何かウキウキとした気分にさせてくれます。
「陰陽五行論」の「木・火・土・金・水」の考えでは
「春」は「木」にあたります。
「木」の特性は「昇発」という上昇のエネルギーです。
伸びやかに上に上にと枝を伸ばすのですね。
冬に貯めたチカラや考えを出すとき、とも言えます。
「木」の臓腑は「肝」です。
「肝」は条達を喜び、抑鬱をきらい、疏泄という機能があります。
条達も疏泄も簡単に言えば、伸びやかに育つとか流れるとかそういうことです。
桜が咲いてウキウキして楽しくなるのは良いのですが、これが行き過ぎると「心」がコントロールが出来なくなります。
「肝」に問題が起こると、精神を司る「心」にも波及するのです。
この場合「肝」を制御してくれる「肺」と「腎」のチカラを借りましょう。
深呼吸をしてください。
これが「肝」を正常に戻す1番簡単な方法です。
精神科で看護師をしている患者さんに聞いたのですが、救急で運ばれてきたり病棟が1番忙しくなるのは「春」なんだそうです。
季節の変わり目は色々と体調を崩すことが多いですが、特に「春」には注意が必要です。
自分自身の僅かな変化に、目を配ってくださいね。