2024.03.25
全身治療の患者様から嬉しい報告がありました。
最も過酷と言われてる職業があります。
一番早く起き、一番遅く寝る。
起きている間はありとあらゆる業務をこなす。
休みは1年中なし。
そんな誰もやりたがらない業務をこなす「主婦」、O様からのご報告です。
とにかく疲れが抜けず、いつもだるくてヤル気が出ない、とのこと。
日々の仕事をこなすだけで精一杯で、この疲れから抜け出せる気がしない、と。
よくよく聞いてみると、睡眠時間があまり取れてないのに加え、必ず途中で起きてしまうとのことでした。
寝付きは良い日悪い日があり、途中で起きてしまうとなかなか眠れなくなる。
ウトウトしていると、もう起きる時間。
これでは疲れが取れるはずがありませんね。
この方は日々の睡眠の質をデータで管理していたのですが、いつもはの睡眠状態は下記のような感じだったそうです。
睡眠時は、眠りの浅い状態「レム睡眠」と、深い眠りの状態「ノンレム睡眠」を90分毎に繰り返すのが正常と言われていますが、いつもは明らかにちゃんと眠れていません。
中医学(東洋医学)において、睡眠に1番大きく関わる臓腑は、
肝・心・脾・肺・腎
のうち「心」です。
問診・脈診・舌診により、メンタルに直接的に関係のある「心」が「血」不足により滋養できていない、と判断しました。
そこで、気血の源である「脾」を補い、さらに衰えていた「水を司る」機能のある「腎」にもアプローチしていきます。
「腎」には血などの水分不足で起きてしまった「心の火」を打ち消す作用があります。
「心の火」は夜にあるべきものではありません。
一回目の治療後のグラフはこちらです。
よほど疲れていたのか、深い眠りのまま推移しています。
5時に覚醒しているのは、
「いつも起きる時間なので起きてしまったけど、土曜日なので二度寝しました」
とのことでした。
2回目の治療後のグラフです。
「一度起きてしまいましたが、またすぐ寝れました」
とのことでした。
よく世間で言われている「良い睡眠」は90分ごとに深い睡眠と浅い睡眠を繰り返す睡眠、
といわれていますが、この方からは、
「ぐっすり寝れて身体がスッキリしています!」
とのご感想をいただいております。
この方にとっての「良質な睡眠」がこのグラフのように深い眠りを続けているものなのか、治療を続けるうちに「正常と言われている睡眠」に移行するのかはわかりませんが、鍼灸の確かな効果を感じておられるようでした。
「睡眠」は健康にも美容にも、最も効果のある治療だと思います。
自分で自分を治療する時間なのですよ。
「小顔」のためにだって、体調の管理が1番大事ですから睡眠が大きく関係してきます!
良質な睡眠は、メンタルから整えなければなりません。
そしてそれは小顔にもつながっていくのです。