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鍼灸院ブログ
2019.07.30 カテゴリー:(番外)音楽のこと 「脱力」して健康に 自分のカラダを知っておく 院長のたわごと
先日「AHEAD MEETING 2019 at Ikebe Drum Station Revole Akihabara」に参加してきました。
アヘッド(AHEAD)というちょっと特殊なスティックを使っている豪華アーティストがアヘッドの良さについて語るという、素晴らしいイベントです。
アヘッドは師匠・樋口宗孝氏が日本で初めて使ったメジャーなアーティストだと思います。
僕はLOUDNESSのローディのとき、均一なスティックを揃えるため、木のスティックの重さを測ったり転がして曲がっていないかチェックしたりしていました。
さらにグリップ部分を糸ノコで削って滑り止め加工をしたりして、すごく大変だったのです。
でも、アヘッドは重さは均一、もちろん曲がっていないので、グリップテープを巻くだけで使えたのですごく楽になりました。
そのアヘッドを百戦錬磨のドラマーさん達が何を語るのか?
アヘッドはすごく良い音が出る代わりに、ちょっと重かったり重心が違ったりするので「慣れ」が必要だと感じていたのですが、まさにというコメントをいただけてすごく嬉しかったんですよ。
「木のスティックと違ってふわっと握る」
「握る支点が人差し指と親指から、中指以下に変わった」
「重心が違うので思いっきり力を入れなくても良くなった」
「アヘッドを使うと、本来のスティックの振り方を教えてもらっているような気がする」
などなどです。
最後のコメント、素晴らしいですね。
重いので力を入れなくても良い音が出るのですよ。
重くても身体に優しいのです。
僕が尊敬している古武術の先生、甲野善紀先生も同じようなことを言っています。
「竹刀と真剣、どちらが速いのか。それは真剣である」
軽くて振りやすいのは竹刀ですけど、重さを制すれば真剣のほうが断然速いのだと。
これはスティックにも言えることです。
でも、木のスティックと同じように振っていたらそれは良くない。
アヘッド用の振り方があるんです。
そしてそれは木のスティックにも応用出来ると。
こうやって、身体の使い方を研究出来るなんて、なんて素晴らしい楽器なのでしょうドラムって!
プロドラマーの方たちは日々スティックの扱い方を研究されています。
それはプロだからスティックの扱いを研究するのか?
スティックの扱いの研究じゃなくて、身体の使い方の研究とも言えますよ。
我々もプロ〜じゃなくても人間として、人間のプロとして身体の使い方を研究すべきだと思うのです。
もっと楽に、身体に優しい身体の使い方があるはず。
それを得ることが出来たら、もっと健康になれると思うのです。
いやあ、今回も勉強になりました!
アーティストの皆様、アヘッドの高野さん、イケベ楽器の皆様、ありがとうございました!
非常に勉強になりました!!
あ、加藤さん、画像いただきましたw