2024.03.25
昼食後に必ず眠くなるのは疲れが溜まっているからだと思っていました。
しかし、糖質制限をしてからまったく眠くなくなったのです。
これは衝撃的でした。
有意義に活動できる時間が増え、仕事も速くなりました。
食事で糖質を大量に摂取すると、急激な血糖値の上昇が生じます。
これを
「グルコーススパイク」
といいます。
血糖値が高いのは身体にとって危険な状態です。
急激に上がった血糖値を下げるべく今度はインスリンが大量に分泌されます。
すると今度は急激に血糖値が下がっていきます。
この時に眠気が起こる、と言われていますがそのメカニズムはよくわかっていません。
私の場合は食後30分後くらいが1番眠かったのですが、これはインスリンで低血糖になった後ではなく、
むしろ最高値に達しようとしている時です。
このブログではメカニズムの真偽は求めていません。
大切なのは「眠くなっていた」ということと、「それが無くなった」という真実です。
少なくとも私は糖質制限をしてから食後に眠くなったことはありません。
しかし、寝ようと思い目を閉じると、問題なく寝れます。
それは昼でも夜でも自由自在で、睡眠の質が改善したように思えます。
絶好調!
と言った感じで、
食後の、眠い・だるい・疲れた・やる気が出ない、がなくなりました。
「疲れてるから甘いモノを食べよう」
が間違っていると確信した瞬間です。
チョコなどを食べると、瞬間的には良いのですよ、30分位。
しかし、そのあと猛烈に眠くなります。
そしてまた甘いモノを食べるという悪循環。
これが無くなったのです!
そりゃ太りもしますよ、インスリン出まくってますからね。
「眠気からの解放」により糖質を食べたら何かが身体で起こっているのを感じた私は、
下記のことを「あるな」と思うようになりました。
最近の研究では、空腹時の血糖値と食後の血糖値の差が大きいほど血管の内皮が傷つけられやすい、ということがわかってきました。
急激に血糖値が上がる、インスリンが出て急激に下がる、この時に血管が傷つく。
傷口を治すべく、脂質やカルシウムなどを含んだマクロファージが蓄積していって動脈の壁を厚くする。
こうして動脈硬化が始まって行く。
細かい動脈が阻害されれば糖尿病の3大合併症である、
「腎症」「網膜症」「神経障害」
が起こり、太い血管の血流が滞れば、
「心筋梗塞」「脳梗塞」
の原因になります。
3度の食事でグルコーススパイクが繰り返されればそのたびに血管を傷つけることになります。
寝ても休んでも改善されない「ダルさ」はこれが原因だと直感したのです。
また、何かを食べて健康になるのではなく、「何かを食べないこと」で健康になるという
引き算の法則
も気に入りました。
私自身の人体実験により、まったく糖質を摂らなくても身体に問題はなさそうでしたが、
少なくとも糖質を減らしたほうが健康に良いのは「ほぼ真実」と言えそうですよ。
次回は「正しい糖質制限」と「脂は太るのか?」についてお送りします。