2024.03.25
顎関節症は口の開閉時にガクガクと開けづらかったり、噛む動作で猛烈に痛かったりする症状が主です。
しかし、明確な治療法はなく、基本は保存的治療となります。
痛み止めを飲む方もいらっしゃいますね。
原因としては「噛み合わせが悪い」などの物理的要因は大きいとは思いますが、
ストレス
も大きく関わっていきます。
睡眠時の歯ぎしり・食いしばりは顎に相当な負担をかけます。
また普段から噛みしめている人も要注意でしょう。
無意識にやっていることなので、何かしらのストレスを身体が抱えていると考えられます。
もちろん精神的なストレスを解消するのが一番なのですが、噛み締めを起こしている顎の筋肉も相当のストレスを抱えています。
また、顎のまわりにある表情筋に「こわばり」があると、口の開閉にも影響があるのは容易に想像できます。
美容鍼でご来院された方で「顎関節症も治った」というが多くいらっしゃるのは、咀嚼筋や表情筋に鍼でアプローチした結果と考えています。
顎関節症は酷い痛みを伴う場合があります。
顔はもちろん、側頭部や首肩、背中、腰などの筋緊張を緩めることが、痛みの軽減につながっていきます。
筋緊張を緩め、まず肉体的なストレスを解消してから心を整えれば顎関節症は治療可能です。
ご参考になれば幸いです。