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入院してました(3)

2016.02.27 カテゴリー:村上鍼灸院について 治療について (番外)入院手記 

入院してました(1)

入院してました(2)

 

 

膀胱内部腫瘍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上部の黒いものは尿道から入ってきた内視鏡の管です。

これが膀胱内でクルッと回って自分自身(内視鏡自身)を映しています。

つまり、イボの奥が尿道への入り口ということです。

 

 

膀胱内部の映像を見せられ、「イヤイヤ」と痛みで首を左右に振っていた私の動きが止まりました。

 

 

 

 

「なんすか、コレ!?」

 

 

 

 

 

 

コレって、ガン?

体調はすこぶる良いのに、なぜ??

1月に2回も尿検査してたのに血尿なんて出てなかったじゃないっすか!!

 

 

 

 

「今日は血尿出てますね」

 

 

 

 

 

「なに〜!!!」

 

 

 

続けざまに、

 

「いつから入院出来ますか?すぐに手術したほうがいいです!!」

 

 

 

 

「しゅ、手術!?」

 

 

 

 

「今日、金曜日ですから月曜日出来ますか?お仕事のこともあるでしょうがなるべく早く入院してください!!」

 

 

呆然とする私。

 

 

 

ガンだとしたら手術後、抗癌剤を打つんだろうか、放射線の治療をするんだろうか、そもそも本当に手術は必要なのだろうか、本当にこの医師大丈夫なのか、自分の実績をあげるために俺を実験台にしようとしているんじゃないのか・・・

 

 

いろんな感情が渦巻きましたが、今回の手術は「経尿道的膀胱腫瘍切除術」といって、その腫瘍がどのようなものか、という検査を兼ねていると説明を受け納得しました。

 

 

 

念のため腫瘍の大きさを聞いても

 

「小さくはないですね」

と答えるだけ。

 

何を聞いても

 

「実際に腫瘍を手術で採ってみて、細胞の検査をしないとわかりません」

 

の一点張り。

 

確かにそうなんだと思います。

 

 

ここまでのやり取りで「ガン」というワードは直接出ていないけれど、ほぼほぼ間違いないという感じがしました。

 

しかし、確定していないのも事実。

 

気落ちしていては治るものも治りません。

 

病は気から、東洋医学の基本ですよ。

 

ガンと決まったわけではないのですから、気持ちまで沈まなくて良いのです。

 

「検査して、白黒はっきりつけよう」

 

まずは検査しないと始まらない、ココロを強く持とう!と思いました。

 

水曜日に入院、木曜日に手術が決まりました。

 

 

「あと、月曜日にCTも撮りましょう、時間ありますか?」

 

造影剤を使って肺などにガンが転移していないかを調べるためのCTであることは、あとで気付きました。

そう、膀胱ガンはとっても転移しやすいガンなのです。

 

「先生、月曜日はすでにCTの予約がいっぱいです」

 

「そんなの無理やり入れてもらって!」

 

ちょっと怒気をにじませながら答える先生を見てガンへの不安はMAXです(汗)

 

先程も言いましたが、検査をしてみないと何も始まらないのも事実です。

腫瘍はあっても良性の可能性だって、わずかながらに残っています。

ガンのエサと言われる糖質を制限する食事をしてきたし、筋トレ、有酸素運動をして健康に人一倍気を使っていたのだから大丈夫。

現に体調は悪くない!!

 

 

一縷の望みを捨てず、なんとか心を奮い立たせる私に、看護師さんは下記の冊子を渡しました。

 

 

「お子さんいるのですか?ご結婚は?」

 

ガン冊子中身 ガン冊子表紙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がん相談支援センター」の冊子でした。

 

 

 

 

 

みんなめちゃめちゃ

俺のことガンって思っとるやんけ〜!!

 

 

 

 

まだ、「ガン」と診断されたわけではないのに・・・。

 

 

 

[続きます]

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