2024.03.25
中医学(まあ東洋医学と思っていただいても良いです)で疾病の診断の根幹を担う思想で
陰陽五行学説
というものがあります。
これは古代中国人が生活の中で自然現象を長期にわたって観察し、そこから導きだしたものであり、宇宙間のすべての変化を説き明かす独特な思考システムです(東洋学術出版社 針灸学 基礎編より)。
陰陽学説はすべてのものは陰陽相互の対立・統一の結果で、さらに同じものの中にも陰陽の対立が存在するとしたものです。
ちょっと難しいですかね。
陰陽、裏表(うらおもて)。
説明すると難しいですけど、なんとなくわかると思います。
光あれば陰あり。
全部そうですね。
活躍の裏には影の功労者がいたりします。
五行学説は全てのものは木・火・土・金・水の五種類の運動と変化によって生成されると考えています。
相生・相克といって誰か(何か)を生む働きを持ちながら、誰かを抑制し世界(自然・宇宙)が成り立っているのだという、超簡単に言えばバランスのお話でしょうかね。
なんでも5つに分けちゃうんですよ、五行学説って。
基本は 木・火・土・金・水
方向は 東・西・中・南・北
気象は 風・暑・湿・燥・寒
味は 酸・苦・甘・辛・塩辛
臓腑は肝・心・脾・肺・腎
感情も5つに分けられているのですよ。
五志:怒・喜・思・悲(憂)・恐
五行学説は縦方向が同じ仲間として関連付けられるのですが、それによると
肺は悲しみと憂いの臓器ということです。
悲しみや憂いはともに人体に悪影響を与える感情です。
だんだんと氣は消耗し、弱っていく。
肺は氣を司っているので、悲しみや憂いは肺を特に損傷させるのです。
また、肺がなんらかの原因で弱ると悲しみや憂いといった情緒変化がおこりやすくなります。
今は新型コロナウイルスにより肺が侵されようとしています。
新型コロナウイルスで色々な悲しい出来事がおこっていますが、肺を犯すウイルスだけに悲しみも増しているのかもしれません。
中医学からみると「悲しみ」の感情が溢れかえる今は、コロナウイルスに侵されやすい状態にあるとも言えますね。
そんなとき、肺のツボを使って免疫力をアップさせてみましょう。
(すみません「このツボを押せば免疫力が必ずアップ」というわけではないかもしれませんが、中医学の思想ではそういうことになっていますので「押せば楽しみの感情も湧いてくるさ〜」と気楽に押していただければ)
親指の爪の横にある「少商(しょうしょう)」というツボ。
これは手の太陰肺経の井木穴で重要なツボの一つです。
このツボをピンポイントに押すのではなく、爪の両側から挟み込むように揉めば良いでしょう。
コロナ退散!
と念じながら30回くらい、イタ気持ち良い程度に押していただければ。
中医学的に今回はちょっと強引に悲しみやコロナウイルスと関連づけましたが、こういう考え方も出来る度量の広さが中医学(東洋医学)の良さだと思っています。
そして何かで悲しくなった時、少商を押すことで少しでも和らいでくれることを願っております。
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鍼灸師・あんま指圧マッサージ師・ドラマー
ライブやりたい院長 村上真人
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