2024.12.28
最近朝晩が寒くなってきたからか、本当に腰痛の患者さんが多いです。
動けなくなるほどのぎっくり腰ではなくて、動けるけどある角度で「イタッ!」っとなるものがほとんど。
そして朝起きたときにこわばって一番痛い、と口を揃えて言います。
もちろん「冷え」が一番の原因なんですが、「冷え」だけおきるとは限りません。
中医学では「腰は腎の府」といって、腎の力が弱る(虚す)と腰がだるくなったり腰痛になるとされているのですが、中医学における「腎」とは何でしょう?
中医学(東洋医学)での「腎」は、生命活動の源である「精」を貯蔵し、生殖機能を含めた身体の発育と老化の根源で、体内の水分調節をおこない、深い呼吸によって自然界からの清気を取り入れる、という機能があります。
また、五行学説によると「腎」は骨、歯、髪、耳、膀胱、外生殖器と肛門、恐という感情、唾、黒色、などに関係があるとされています。
西洋医学でみると、「腎臓」の主な役割は「血液をろ過して尿をつくる」ことです。他にも、ホルモンを分泌して血液や血圧、pHの調整をしてくれるたり、上部な骨を作るうえでも重要な役割を持っています。
2000年以上前に確立された考え方なのに、西洋医学的な考えと似ているところが多いのが興味深いですね。
「腎」が弱るとこんなことがおきます。
疲れやすい、息切れ、寝不足、冷え(特に下半身)、オシッコのキレが悪い、尿漏れ、浮腫、耳鳴り、髪に艶がなくなる、白髪が増える、性欲減退、勃起不全、早漏、空腹感はあるが食欲が無い、顔が黒ずみ痩せる、妙にビクビクしている、などなど。
「腰は腎の府」の意味は、腰の居場所は腎ということ。
つまり腎が弱るとちょっとした老化現象に近いことがおこり、同時に腰痛が起こるのです。
もちろん「冷え」に対しても弱くなりますよね。
腰痛には様々な要因があり、一概に「腎」とは言えないのですが疑ってみる価値は大有りですし、「腎」は生命活動の源ですから、補っておいて間違いないです。
上記の症状を伴った腰痛には「腎兪」というツボが良いでしょう。
おヘソの裏の背骨から横に指2本分くらいのところで、横っ腹をつかむように手を当てて親指が当たるところです。押すとイタ気持ちいい感じがします。
この時期の腰痛には、腎兪を押して身体(特に腰)を冷やさないようにしてください♪
うちの治療院でも腰痛にはかなりの確率で腎兪にアプローチしますよ!
ちなみに高齢の母の治療に毎週実家に行っているのですが、左足はポリオ(小児麻痺)でほとんど動かないのに右膝を負傷して歩けなくなってしまったんです。
だけど鍼の響きは嫌い。
本当は膝に鍼を刺して「響き」を誘発したいところですが無理なので、この腎兪に響かさずに鍼を刺し、灸頭鍼という刺した鍼の末端にお灸をつける方式で治療したところ翌日には歩行可能になりました。
合わせて軽く膝にも刺しましたが、腎兪への灸頭鍼で「お尻から膝裏までなにか感じる」と言っていたので、まさに「気」が通ったのでしょう。
困ったときの腎兪、重宝しています♪
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