2024.12.28
ジメジメした季節は心も身体も重くなりがち。
湿気は身体をむしばみます。
湿気に対抗するためには身体の滞りをなくし全身に「氣」を行き渡らせることが大切です。
湿邪は氣の交通を阻み、痛みをも誘発します。
もうすっかり治ったと思っていた僕の右手の腱鞘炎ですが、今じんわりと痛みがあるのは湿気のせいでしょう。
僕の腱鞘炎の痛みは日常生活には問題がないので大丈夫ですが、女性の方は生理痛や頭痛がひどくなったりする方が多くなりますね、この季節。
今回の患者さまは、前回にくらべ生理痛がひどく、さらに不眠で疲れている、という方。
ストレス、さらに「冷え」もあり身体に湿邪が入り混んでいる様子。
そんなときには吸い玉(カッピング)です。
鍼灸治療のあとに吸い玉を追加。
肝兪、脾兪、腎兪をメインに狙って滞りを取っていきます。
ストレスがかかっていたので、特に左肝兪に色濃く出ていますが、吸い玉により生理痛は取れました。
滞りは「血」のめぐりも悪くするため不眠にもなります。
生理痛とこの方の不眠は「繋がっている」のです。
即効性があるのが鍼灸や吸い玉の良いところ。
是非一度お試しください。