2024.07.28
ANTHEM柴田さんへ伝えたかったこと
2024.02.11 カテゴリー:(番外)音楽のこと Road to LOUDNESS 院長のたわごと
2023年12月28日(木)
ROCK BEATS CANCER presents CLASSIC ROCK JAM
Tribute to Munetaka Higuchi
では、六本木EXシアターにてひぐっつぁん(故・樋口宗孝氏)から譲り受けた、第三期ラウドネスのツアー時に使用していたドラムセットを組み、このドラムセットで僕がLOUDNESSのメンバーとLOUDNESSの楽曲をプレイするという至極の時間を過ごすことができました。
このライブに至るまで多くの方にご協力をいただき、本当に感謝なのであります。
そのお礼と僕がいかに緊張していたのか、ということを書いていくシリーズ、5話目。
第一話↓
第二話↓
第三話↓
第四話↓
本編とは別に書いておかなければならないことがあります。
12/28はLAZYのライブもあったのですが、今回ベースを弾いていたのはANTHEMの柴田直人さんでした。
僕はどうしてもお伝えしたいことがあって、柴田さんの楽屋に挨拶に行きました。
柴田さんとお会いするのは実に25年ぶりです。
それはひぐっつぁんがLOUDNESSを辞めたあとに始めたバンド「SLY」のリハーサルの時でした。
SLY結成当初、色々なベーシストとセッションしていたのですが、その中の1人が柴田さんなのです。
ローディとして僕はその現場にいました。
柴田さんが参加したリハーサルで、シャラさんが用意したアイデアをもとにSLYはとある曲をほぼ完成させていました(アルバム未収録)。
(多分僕の実家にこのときのDATが残っていると思うんですよね〜。今度じっくり探しておきます)
このリハの時にひぐっつぁんは柴田さんに向かって言うのです。
「もうちょっと俺のドラム信用してほしいな〜」
柴田さんがこの言葉をどう受け止めたのかは分かりませんが、軽く微笑みながら「お〜ん」くらいにおっしゃっていたように記憶してます。
僕の中ではどのパートも全てが完璧に思えましたし、ひぐっつぁんのいう「信用」は超一流のプロのみぞ知る領域なのだろうと思います。
みんな30歳代、ちょっとした牽制もあったのかもしれません。
しかし!
翌日録音されたテープ(当時はDATで録音してました)を聴いたひぐっつぁんは、イヤホンの片耳を外しながら僕に言うのです。
「ちょっとこれ(昨日録音されたテープ)聴いてみい!」
「あいつ(柴田さん)めっちゃ上手いな!!」
興奮気味に目を見開いて言うその様に、嘘偽りはないでしょう。
信用して欲しかったんちゃうんかーい!www
とツッコミは入れませんでしたが(笑)この一連の出来事はすごく印象的で、いまだによく覚えています。
そんな柴田さんはその後LOUDNESSに加入するのはご存知の通り。
1回のスタジオで袂を分かれたのだから何か波長が合わなかったのだと思うのですが、微妙な空気が流れっぱなしで別れたのを僕は25年間「変えたい」と思い続けていました。
なので僕はこのエピソードを柴田さんにお伝えすべく、挨拶しに行ったのです。
「あの時(SLYのリハ)、僕ローディとしていたんですよ。今日僕ドラム叩かせていただきます(ぺこり)」
それを聞いた柴田さんは満面の笑顔でこうおっしゃってくださいました。
「へ〜!そりゃあ、ひぐっつぁんも喜んでるね!!」
そう言われた瞬間、涙が「ブワッ」と溢れ出て来るのが分かりました。
制御不可能です。
そんなこと言われるとは微塵も思ってなかったから。
「このままだとうまく話せない!」
むせるようにしか話せなくなるのを隠すように、そして涙を必死にこらえながら「よろしくお願いします」と再び頭を下げ、楽屋を出ていきました。
結局この日、ひぐっつぁんの話していたことを伝えることは出来ませんでした。
色々な感情が入り混じりながら自分の本番を待つことになるのです。
緊張とノスタルジーが入り混じった、不思議な感覚。
50過ぎても泣く時は泣くぞ(笑)
ありがとうございました!!
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柴田さんは分かってると思いますよ、そうでなければ柴田さんからそんな言葉出ないと思いますから…私もこの話聞いて泣きそうです!