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【番外】ロックドラムが好き!の番外(vol.3ジェフ・ポーカロ Jeff Porcaro)

2018.04.13 カテゴリー:(番外)音楽のこと 院長のたわごと 

 

「ロックドラムが好き!」というタイトルでやらせてもらってますが、当然ロックドラマーにも色んな人がいて、皆さん素晴らしいです。

 

でも、どうやら僕が特に「好き・良い」と感じるドラマーは「人間味を色濃く感じれるかどうか?」にかかってくようです。

 

最近は特に技術が発達してきて、ものすごく正確に速くグルーヴィーに叩ける人がいますね。

 

 

それぞれ素晴らしいんですけど、リズムの良い意味での「ゆれ」を感じさせてくれる人は中々いません。

 

例えて言うならばジェフ・ポーカロのような。

 

まあ、説明は不要なほど超・超有名な「TOTO」の名ドラマー、マイケル・ジャクソンをはじめセッション・ミュージシャンとして色んな現場に参加しまくり、もう50曲くらい全米ナンバーワンの曲でドラム叩いてるんじゃないかっていう感じです。

 

 

このジェフ・ポーカロ、明らかにドンカマ(メトロノーム)通りのリズムでは叩いていません(のように聞こえます)。

 

でもめちゃめちゃ気持ち良いリズムです。

 

曲に合わせて「間」を長く取っている場面があったり、間を取るためにその前のフィルをほんのわずかに早く終わらせてみたり(といっても測ったわけじゃなく、あくまで僕の感じ方)、無限かと思われる音の強弱を駆使した抑揚のあるドラムで、まさに音楽を作り出している感じ。

 

 

バスドラムもスネアドラムも、ハイハットもシンバルも、細かい音から大きいな響きを出す音まで、全てをコントロールし音楽を「奏でて」います。

 

 

ロックっぽい楽曲のときはめちゃめちゃロックドラムですよ!

 

 

録音や後処理の技術で、ドラムの音を均一化した音楽が多い中、まさに人間しか出来ないようなドラムを叩き出すのであります。

 

 

最近はタムやスネア、特にバスドラムなどにトリガーを使って生の音と混ぜてクッキリ出す人が多くてね。

ドラム全体の音の「部屋鳴り」を重視するより、マイクを通した音やトリガーで作った音のほうが分離が良いので、速いビートを刻む音楽だとそっちが優先されるのかもしれないですが、僕の好みではないのです。

 

 

ドラムの音が「ドーン、パーン!」と響き渡る感じがすき。

 

そんな人間の息遣いを感じられるドラマー、ジェフ・ポーカロ。

 

 

ドラムセット自体は大きくないので「番外」としましたが音は大きい、タイコを鳴らしきってます!

 

 

ジェフはグルーヴを完全にコントロールしている感じ。

 

アレックス・ヴァン・ヘイレンやコージー・パウエルは強く叩くことが自分のグルーヴにつながっている感じかな(表現の仕方が難しいな)。

 

 

とにかく、機械的じゃないドラムが好き、そんなロックドラムが特に好き!

 

最近はトレーニング方法が発達して人間が機械のように正確に叩けるようになってきました。

 

それは素晴らしいことなんですけど、どうしても個性を出すことが難しくなってしまうので両刃の剣です。

 

ドラムに人間ぽさを感じたいのなら、ぜひジェフ・ポーカロをもう一度聞いてみてくださいませ〜(^o^)

 

ジェフはたいてい完璧なのですが、今回は「ロザーナ始めてみたけどめっちゃテンポが速かったので途中で気づいて遅くしてみました」バージョン、つまりちょっとやらかしたジェフ・ポーカロの動画でお別れです(笑)

 

 

 

 

p.s.

人間ぽさが全面に押し出されている、という意味では、vol.1のアレックス・ヴァン・ヘイレンはジェフとタメ張ると思います!

 

“【番外】ロックドラムが好き!の番外(vol.3ジェフ・ポーカロ Jeff Porcaro)” への2件のフィードバック

  1. 片渕 正宣 より:

    ジェフさんイイですねぇ〜♪d(^_^o)
    樋口さんが一番影響受けたのはジェフさんですよね?
    スネアのセッティングとか椅子の座り位置とか…(^.^)
    昔のドラマガのインタヴューで世界で一番上手いのはジェフさんですって言ってましたからね^_^
    その記事を読んでTOTOのアルバム全部揃えましたからね(^^;)

    • 管理人 より:

      ジェフ・ポーカロのコスプレしてたらしいですからね(笑)
      それにしても片渕さんのひぐっつぁん愛は素晴らしいですねw

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