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「管理栄養士」を作った人

2015.09.28 カテゴリー:村上鍼灸院について 治療について 

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中医学では、「食」というものを非常に大切にしています。

食事を受け入れ消化吸収する機能のある臓腑「脾胃」は気血生化の源と呼ばれ、五行学説では木火土金水のうち、母なる大地の「土」の属性を持っています。

簡単に言うと「全ては食事から始まる!」といった感じでしょうか。簡単すぎかな(笑)

でも確かにそうですね、食事しなければ我々は生きていけませんから。それが良質な内容であればあるほど人を元気にしてくれます。

 

現在も私は糖質制限食をしていて非常に体調が良いですが、患者さんから大変興味深いお話を聞きました。

その方は50代後半の男性で、4年ほど前100キロ近くあった体重を4ヶ月間炭水化物、お菓子、ジュースを止めただけで70キロまで落ちたそうです。

「4年前なんて糖質制限という言葉がまだ珍しかったころですよね!」

と驚くと、子供の頃から糖質制限のことは知っていた、というのです。

 

「なんでもバランスよく食べなさい」

 

とお母様にいつも言われていたらしく、その「バランス」がすごいのです!

50年ほど前にもかかわらず(50年前ですよ!)、ワンタンの皮でチーズを包んで揚げたものや、肉料理の数々、野菜料理各種がならび、白米もあまり出てこず当時から発芽玄米がよく出てきたそうです。

他にも、
サラダ油はダメ、バターのほうが良い
30年以上前からエゴマ油、亜麻仁油を使用
糖質の取りすぎはダメ(でも全く取らないわけではない)

などなど、今でこそ取り沙汰されていることですが、当時では思いもつかないような内容を

「成分を理解すれば何をどれだけ食べればよいかわかる」

と強い信念で貫き通していた、ということなのです。

現在日本で推奨されている「バランスの良い食事」はこんな感じです。

〜〜〜〜〜
3大栄養素のバランスで、炭水化物(糖質)55〜60%、たんぱく質15〜20%、脂質20〜25%で「主食の穀類を増やす。豆・野菜・海草などの植物性の食品を多くして、動物性の脂肪やタンパク質を多く取り過ぎない。」
〜〜〜〜〜

しかし、この方のお母様は「すべての栄養素を均等に」が基本の考え方で、もちろんそれは動物性の脂肪やタンパク質も含めたもので、糖質55%は摂取しすぎ、という考えみたいですね。

結果、この方の学生時代は超健康優良児だったそうですよ。

お母様も現在90才近くらしいのですが、

「驚くほど頭がハッキリしていて今でも自分を子供扱いするんです」

とのことでした。

ちなみにこの方が学生時代、お弁当は友達が群がるほどの人気で、本人はほとんど食べられなかったそうです(笑)

そして「母親の料理が一番旨い」と恥ずかしげもなくおっしゃっていました。

本当に羨ましいと思いましたね。

 

「バランス」というのは、中医学で最も大切なことです。

悪いところだけを見るのではなく、全体を見るのが中医学ですからね。

中でもその中核を担うのが「脾胃」、それは母なる「土」の属性。脾胃は「甘」との関連が強いとされています。

現在人の炭水化物(糖質)の摂取量は多い!と思っていたときにこの話を聞いたので、本当にしっくりきました。

この方のお母様はもちろん栄養士で「管理栄養士」という制度を確立するのに大きく貢献した方だそうです。

凄すぎです!

 

文字通り「母」から教わった今回のお話、「バランスのバランス」を改めて考えなければならないと思わされたのでした。

本当に治療の参考になります!

ありがとうございました!!

 

 

 

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