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鍼灸院ブログ
2019.12.13 カテゴリー:(番外)音楽のこと 「脱力」して健康に 自分のカラダを知っておく マインドメイク 院長のたわごと
自分の感覚を人に伝えるって本当に難しいと思うんですよ。
正しく脱力すれば健康になれると本気で思っていますが、その感覚を患者さんに伝えるためにどうすればよいかといつも考えています。
僕はドラムを叩いていますが「ドラムを叩くにも脱力って必要だなあ」と思い始めてからドラムを叩く感覚は凄まじいほど大きく変わりました。
力いっぱい叩いてもドラムは鳴ってくれないと気づくのに30年以上かかりました(笑、いやホント)。
バスドラムなんて「これでもか!!」ってくらい強くペダルを踏んでいましたが、バネでブラブラしているビーターのタイミングをあわせるだけで音は鳴ってくれます。
それもすごく良い音で!
今まではペダルを「踏む!」って感じでしたけど、今は戻ってきたペダルの反動を返してあげてるだけでほとんど力を使っていません。
だからスネの筋肉は全然つかれませんし、むしろやればやるほど足首がほぐれる感じです。
ドラムって手も足も、バスケットボールをドリブルするような感覚で叩くとすごく良い音で鳴ってくれるんですよ。
基本はそのドリブル感覚で、スティックやペダルを押し込んだりするような奏法も場面によっては使うという感じです。
ペダルを踏む感覚は、ダンスでステップを踏む感じ。
基本力は入れない。
ドラムって疲れるな〜、と思っていましたが、今はやればやるほど身体がほぐれて疲れが取れるような感じです。
たまに肘や腰が痛くなると「ああ、無駄な力がはいっているんだな」とフォームや力の入れ具合を見直します。
自分の身体の声を聞く感じですね。
そういう感覚を伝えていきたいのです。
治療でもドラムでも。
絶対にドラムの練習が楽しくなると思います。
ドラムだけでなく、どんな楽器、スポーツ、そしてメンタル、さらには人生も楽しくなると思っていますよ。
いまはバスドラムを叩くときの感覚がすごく楽しくて、どうにかしてコレを伝えたい!
まずはビーターをブラブラさせることですかね。
ブラブラさせた中で「ドン!」とあててみる。
足首にほとんど力を入れずに、ビーターがヘッドに当たったその反動を殺さないで戻す、ということを覚える。
それだけじゃダメですけど、まずはこの感覚を知っていただきたいです。
バスドラムも音量や音の表情がありますね。
そんなこと昔は考えてもいなかったんですけど、身体をどうやったら上手く使えるかを考えていくと自然とそういうところに目が向きます。
力を抜く感覚。
特に頭痛や肩こりでお悩みの方はぜひ実践していただきたい。
無駄な力、抜いていきましょう!