2024.10.07
2024.07.28
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鍼灸院ブログ
このブログを始めてから定期的にこのような記事を書いているのですが、また改めて記事にします。
今は情報が多すぎて何が正しいのかわからなくなることがありますね。
ニュースサイトでは
「〜だという実験結果が!」
「〜という研究結果が発表された」
「〜と結論づける論文が発表された」
「大学教授が警戒を呼びかける」
などの見出しで読者の関心を引きつけます。
僕にとって身近な情報としては、
「吸い玉は危険で効果なし」
「糖質制限は将来的に身体を弱くする」
「ウコンが肝臓に良いは嘘」
「ブルーベリーは目に良い嘘」
などという情報ですね。
個人的には吸い玉や糖質制限には良い効果があると思っています、実体験的には。
吸い玉はリスクだけで意味がないなんて書かれて、本当に心外ですよ。
せめて害はないけど意味もないくらいにして欲しいです(笑)
実験結果や研究結果って、これが面白いのですが
全く逆の結果で発表されることもあるのですよ。
大学教授の警戒も個人的な見解で全ての人に通じる絶対的なものではないことは明白です。
良く言おうと思えばいくらでも言えるし、リスクを言おうと思えばこれもいくらでも言えます。
そもそも人間の身体は全てが解明されているわけではありませんし、個人差もあります(個人差は相当大きいと思います)。
そして情報を否定するときに「これらの情報は科学的な根拠がない」と良く書かれています。
しかし、このフレーズは気をつけなくてはいけません。
科学的根拠があれば絶対的な正解なのか?
ということを考えなくては。
1.研究結果が真逆のことがある。
2.人間には個人差がある上、身体の仕組みは解明されていないことが多い。
この2点だけで「科学的根拠」は曖昧なものの可能性があると僕は思っているのです。
科学的根拠の定義についても考えなければならないですしね。
統計であるなら、その統計の「質」についても。
人によっては正解だけど、人によっては間違っている研究結果だった。
ネット上の情報は話半分くらいで十分でしょう。
人からの話を参考にするにしてもそれが自分に当てはまるとは言えないですからね。
加えて、組織のしがらみで結果を操作してしまうなどの人間的な弱さが出る時があります。
「○○の効果を証明せよ(商品化したいから)」
というオーダーがきた時、期待される結果が出なかったとします。
この時、純粋な実験結果ではなく「人間の思惑」が入り込み、望み通りの結果が出るように誘導してしまうことも考えられます。
実際に実験結果を差し替えて薬が発売されてしまい事件になったこともあります。
鍼灸では「氣」を大切にしていますが、「氣」を科学的に証明するのは困難でしょう。
強いて言えば人間が微量に帯びている「電気」のことだと僕は思っていますけどね。
頭痛や腰痛、腱鞘炎などは原因が不明確な場合が多いんですよ。
検査などをして「予測」して治療していくことになります。
このときに「氣の滞り」などのワードを使うことがありますが、
ネット上で「腰痛の本当の原因はこれだ!」なんて書いてありますけど、「これ」と確定出来ないですよ、絶対。
証明は無理。
ヘルニアで神経を圧迫しているけど、圧迫が腰痛の原因じゃない場合もありますし。
証明できる痛みもありますよ。
骨折している、腫瘍がある、体内にウイルスが入っているなどなど。
わからないことが多いのですよ、人間って。
僕が「脱力」を大切にしているのも、体に良い絶対的なものと思っているからです。
どんな場合であっても身体をニュートラルな状態にするには脱力が必要でしょ♪
情報に惑わされないためには思考の脱力も大切ですね。
研究結果など科学的根拠は重要ですし、これからも必要なものであることは間違い無いです。
ネットだと、大変な苦労で研究した結果を研究者の意思とは反する「見出し」をつけたりすることもあります。
不安を煽りアクセス数を稼ぎたいのでしょう。
フェイクニュースも問題になっていますね。
ネットの情報は本当に危険です。
科学的根拠があるないに関わらず、鵜呑みにしない。
お願いします。
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