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鍼灸院ブログ
2020.04.18 カテゴリー:「脱力」して健康に 中医学のお話 自分のカラダを知っておく 日々の養生 院長のたわごと
拳児
という漫画をご存知でしょうか?
1987年から1992年まで週刊少年サンデーに連載されていた、八極拳を学ぶ主人公の成長や中国武術の技術・思想・哲学を描いた名作です。
以前にも読んだことはあるのですが、最近メルカリで安く売りに出されていたので全巻買ってみました。
いやね、高校の頃に読んでいたときは八極拳の凄さにばかり目がいってこの漫画の凄さの1割もわかっていなかったようです。
鍼灸師になり、東洋思想を学び、治療やドラムの演奏に「脱力」というワードが出てきて、地面と(地球と)一体化することって大切だよね、なんて思ってきた今日この頃ですが、そのことがずばりこの漫画には書いてあったのです!
武術は人と争うためのものではなく宇宙と一体化するためのもの。
そんなこと言われても「ぽかーん」でしたが、今はなんとなくわかります。
自然の摂理は身体の自然な動かし方を教えてくれるし、自然な考え方を導いてくるのではないか。
本当に強い人は争うこともないし、そもそもそんな場面に出会いもしないのかも。
漫画の実物を買うなんて最近全くなかったけど(ダウンロードはある)、これはまさに神のお導き(笑)
八極拳の基礎として「馬歩站樁」という空気イスのような鍛錬を主人公がやっているのですが、僕もこれをやって大地と一体化したいと思います。
いま、早朝キックボクシングのかわりに朝縄跳びと空気イスをやっていて、この空気イスをちゃんとやろうと思います。
いちおう空気イスはだんだん伸ばして行って6分40秒まできたのですが、正しいフォームだともっときついのでまずは3分目指して。
もう一度「拳児」を読み返して正しく「馬歩站樁」をやってみます。
実はこの姿勢には重要な意味がありました。
「大地と一体化する」なんて気軽に言っちゃってましたが、すごい人は2時間くらいできるらしいんですよ。
普通の人は頑張って5分。
それくらいで足がプルプル産まれたての小鹿状態で出来なくなる。
しかし!
筋肉ではなく骨で姿勢を保持することを理解すると、30分くらいは出来るらしいのです。
骨で立つ。
すると筋肉は脱力出来る、と。
なので2時間出来る人もいる。
繋がったわ。
僕が意味も分からず空気イスを始めていたこと、拳児を購入したこと。
拳児に書いてある思想に感動し、ネットで八極拳は馬歩のことを調べたこと。
そして骨で立つことに行き着くと。
うーん、神のお導き・・・、
いや座敷わらしちゃんのおかげということで(笑)
明日はちゃんと空気イスだ!!
ちょっとずつ身体を動かすにはまずは深呼吸。
これを3回やるだけでだいぶ違いますよ。
深呼吸をすることで、肋骨周り、肩甲骨周り、そして内臓もほぐれていきます。
自分で指圧して氣を流してあげましょう!
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