2024.09.06
2024.07.28
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鍼灸院ブログ
僕が「脱力が大切!」と騒ぎ始めたのは、ドラムが上手くなりたいからでした。
いままでは、大きい音を出すために
ロックドラマーたるもの腕がもげるくらい思いっきり叩くし、ペダル踏む!
と思っていましたが、一生懸命やるのはいいとしても「力一杯叩く」をやっても大きい音はならないしリズムも良くありません。
思いっきり叩くドラマーの代名詞と思っていた師匠・樋口宗孝氏の「思いっきり叩く」と僕の「思いっきり叩く」では質がまるで違ったのです。
個人練習に2時間入るとして、真面目な僕は2時間文字通り思いっきりドラムを叩きまくり最後の方は腕も足もパンパンでそれ以上叩けません、という感じ。
これを「今日もやったったで!」と、良しとしていました。
しかし、ローディをやっていた時に言われたことをふと思い出したのです。
お前そんな思いっきり叩いて腕痛ないか〜?(痛くないか?)
それと、
俺(ドラムセット)で叩けば叩くほど手首柔らかくなるで
この二つ。
腕痛くならないかの質問に対し、
「大丈夫です!」
と答えたのを覚えています。
当時はそれが正しいと思っているので、本当に大丈夫だと思ったのでしょう。
叩けば叩くほど手首が柔らかくなる、という言葉に対しては、
「まだ叩き込みが足りないんだ!」
と思っていたような。
ほら、真面目だから(笑)
これらの言葉を思い出し、
「あれ?力を入れるところ間違っている?」
と自問自答し、脱力することの大切さに気づいたんですね。
特に「叩けば叩くほど手首が柔らかくなる」というのは、叩けば叩くほど腕がパンパンになっていた僕にとっては、まさに眼から鱗が落ちる思いです。
僕はやってもやっても上手くならなかった。
いやちょっとは上手くなってるかもしれないけど、練習時間に対して上達の速度はあまりにゆっくりすぎます。
力んでいたからですね。
脱力して練習し始めたら、ドラムで今まで出来なかったことが出来るようになってきました。
脱力すると練習時間がそのまま上達に繋がるんです。
ついにやればやるほど手首や足首、肩周りが柔らかくなる身体を手に入れたという感じ。
ドラムは健康器具だと気づいた瞬間ですw
これって「歩く」という場面でも使えて、地球の重力を感じ正しく脱力しながら歩くと、歩けば歩くほど(限度はあるが)身体がほぐれるようにもなってきたんですよ!
なので僕はよくウォーキングをするのです。
さらに、施術すればするほど自分の体が緩む、という考え方に行きつきました。
脱力相談者さま(脱相者さま=患者さま)の身体を緩ませる施術をすればするほど自分も緩む。
どんな動きにも理にかなった動きがあるのです。
そしてそれは総じて体に優しい。
ああ、なんて素敵なのでしょう!!
誰も知らない真理に僕だけ行きついてしまった心境ですが、ひぐっつぁんをはじめすごい人たちは当たり前のようにやっていることでした(笑)
こんな感じでひぐっつぁん(LOUDNESS 故・樋口宗孝氏)のお言葉はドラムだけでなく施術の現場でも大いに役立っています。
それこそ物事の理(ことわり)を最初から理解し実践していた人だったんだと思いますよ。
いまだお世話になっております、ありがとうございます!
来年は挨拶に伺いますね!!
(そして大阪の仲間と散々飲もうっとw)
こんちわす。
かっこいい写真。お二人とも^^
この前レッスンで、DOWNUPストロークのコンビネーション
トレーニングやったんだけど、
いくらか継続練習した後、ウチの師匠も、
「おー、だいぶ手首がやわらかくなったね。」
って、言ってました。
わが師は、ひぐっつあんとは双璧だと思ってますが、
到達してる境地には共通したところが多いんだと思います。
もう20年くらい前の写真です(笑)
抜くべき力はちゃんと抜く、というところは重力を活用した自然の理なので一緒でしょうね。
ドラムだけでなく、どんなスポーツでも同じなのだと思ってます♪