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鍼灸院ブログ
2017.07.29 カテゴリー:村上鍼灸院について (番外)音楽のこと マインドメイク 院長のたわごと 自分のカラダを知っておく
ドラムはもちろん、治療中も「脱力脱力」と言っている僕ではありますが、ドラムをめっちゃ練習しているうちにあることに気づきました。
「脱力の先にあるもの」
です。
ドラムを叩くときに脱力するにしても、叩くためのパワーは絶対に必要なものです。
その仕組みが脱力を意識するうちに分かってきたのです。
スティックを振り上げるときに必ず筋力を使っています。
そのとき、スティックの先端は重力に逆らって上のほうに上がります。
今までは、叩くための場所であるスティックの先端ばかりに気を取られていたのですが、実はパワーの流れは先端だけはなかったんですね。
スティックを振り上げた頂点に達した時点で、叩くためのパワーは肩に移動していたのです!
肩にあったパワーはスティックを振り下ろす時、
肘
手首
親指と人差し指の支点(残りの3本は重要な補助)
(リムショットをやるならばリムも支点に加える)
を通り抜け、スティックの先端にパワーが集約されるのです!
肩にあった元気玉が、しなやかな柳のように波打った腕の中を元気の波動が滑らかに腕を通り抜けてスティックの先端から飛び出て
スパ〜ン!!
と音を出している感じです。
打面の意識をスネアの下に持っていけば、さらに重く抜けたひぐっつぁんのような音になるでしょう。
イメージはこんな感じ。
体幹に力みはなく、ドッシリと。
動かない体幹から出る「肩・腕」の動きはしなやかに。
スティックを振り上げたらパワーは肩で頂点を極め、肩から腕、手首、指先と腕全体を波打たせて肩にあったパワーをスティックの先端に送り出す。
パワーの源は「腕とスティックの重さ」です。
重力を味方につけるのです。
そのためには体幹がブレてはいけません。
自分の「筋力」はパワーを逃さないように補助する為のものとして使います。
鉛筆をユラユラさせて、くにょくにょにさせるみたいにスティックでもやっていたけど、それを腕全体でやる感じ。そしてそのパワーを肩からスティックの先端に持っていく!
いや、「持っていく」というのではなく「送り出す」という言葉のほうがしっくりきます。
これだわ。
脱力と力を入れる、ということの両立!
昔スティックの先端にリボンをつけて滑らかに振る、みたいな練習方法があったけど、この感覚のことを言っていたんだ!
と今更気づきました(汗)
もしかしたら、このパワーの移動も学校とか行ってたら習えたのかもだけど、多分20歳くらいの僕は言われても訳わからんとおもう(笑)
今ひぐっつぁんの映像を見ると、やはりこのようなパワーの移動を感じるのですよ!
実に理にかなっている力の出し方だと思います。
ひぐっつぁんは、ゴルフ、ビリヤード、ボーリング、ダーツなど、どんなスポーツでも瞬時に上手く出来たんです。
おそらく体の使い方を、本能で分かってたんですね。
僕は分かるのに30年以上かかってしまいましたが、伸びしろだけは無限大です(笑)
こういうこと、治療でもホントに役に立っています。
僕は昔から、理にかなっているとか、自然な動きとか、
「それをやれば当然こうなる」
みたいな事に関心がありました。
それは肉体的なことだけではなく、心の動き方も含めて。
「医学的に証明されている」ということは重要ですけど、その前に自分で考えても「当たり前」のことは沢山あります。
ただ、人間の体はまだまだ未知の世界ですから「医学的証明」がひっくり返ってしまう可能性もあります。
僕の治療で、横向きの整体の時にある支点を使って体幹を動かす治療をしているのですけど、腰痛、肩コリ、骨盤の歪み(と想定したもの)を治療する役割の他に「お腹の中の臓腑を正常な位置に戻す」というイメージを持ってやっています。
立ったり座ったりすると、胃や腸をはじめとする腹膜に固定されていないものは重力で下に押しつぶされているはずなんです。
それを横向きで揺らす事によって、押し固まった臓腑をゆるめてあげるんです。
僕の母親はこれで完全に便秘が治りました。
腸が重力で下に押しつぶされている可能性は大、なのでそれをゆるめてあげたほうが健康に良さそうですよね。
このなんとなく良さそう、を僕はめっちゃ重視してます。
僕が治療をする時の絶対的なものは2つ。
1:その治療方法が安全であること
2:選択した治療に意味がないと否定出来ないこと
ということで腸の位置を気にしてます、僕。
中身は見えませんけどねw
体の仕組みが分かれば、ドラムも上手くなれるし、健康になれますよ〜!
本気で思ってます♪