2024.09.06
2024.07.28
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鍼灸院ブログ
バレエダンサーの患者さまと治療後に話していたときのこと。
上手く身体を使うためには「身体が脱力している瞬間が必要」というのが二人の共通認識です。
僕は鍼灸師ですがドラムをやっており「日々ドラムが上手くなるためにはどうすれば良いか?」ということを考えています(治療のことも考えています、念のためw)。
「脱力」は今の僕にとってドラムを上手に叩くための最大のキーワードなのですが、練習しているうちにこんなことに気づきました。
それは、ドラムを叩く時にスティックや手首、肘などを意識するのではなく、
鎖骨から動かす
ことを意識するとすごく力が抜けて自然な動きでスティックが振れる、ということです。
スティックを振り上げる時に鎖骨が初動となり、振り下ろすときも鎖骨が最初に下がってその力がスティックの尖端に伝わる。
まるで指揮者がタクトを振るかのようにです。
お互い「脱力」に興味があるので、このことをバレエダンサーの患者さまに話したのです。
すると意外な答えが。
「バレエも腕を上げる時に鎖骨のラインを意識するって教えられるんですよ」
まじっすか!!?
びっくりしました!
でも「理にかなった動き」というのは全ての動きに共通するものだと僕は仮定しているので、ドラムやバレエを問わず当たり前の結果なのかもしれません。
おそらく多くの方が多少力んだ状態で生活していると思うのです。
すると交感神経が高ぶり、自律神経の乱れに繋がっていくのではないか、というのが僕の考えです。
寝れない、もしくは寝ても疲れが取れないなどは顕著な例です。
完全にリラックスした状態を知ることができれば、自己修復機能が高まり日々の生活が健康で楽しく過ごせるでしょう。
力んだ身体と心を「脱力」させて健康に。
ぼんやりしていた線がだんだんと一つにまとまってきました。