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鍼灸院ブログ
2020.01.03 カテゴリー:中医学のお話 自分のカラダを知っておく 日々の養生 院長のたわごと
前回のブログで「黒は冬・腎」に関係があり僕自身「腎」が弱ってきているとお伝えしましたが、僕の爪にありました、黒い線が。
黒ですよ黒!
脱力脱力と騒いでいますが、僕は元々(今もですが)中医学的な診断で治療しており、鍼の師匠もその筋では超有名な呉澤森先生です。
なので今でも脈・舌はもちろん、耳や爪の状態も患者さんの状態把握のために使うことがあります。
そんな僕の爪に黒い線が・・・
あ〜。
呉澤森先生の著書「証の診方・治し方」の中ではっきりと書かれています。
「重度の過労、重度のストレス、栄養失調などではまず拇指に(線が)現れる。
〜中略〜
臨床では、爪根から1本または数本の黒線が伸びている場合、肝腎陰虚を示し、内臓機能低下・免疫機能低下・ビタミンB12大量消耗の関与がある」
だ、そうです。
確かに12月は異常なまでに忙しかったですからね。
栄養失調ではありませんけど、過労とストレスはあったかもしれません。
「肝腎陰虚」は陰液が不足する状態なのですが、腎陰虚になれば肝にも及ぶのです。
前回のブログの並び順、ありましたよね。
五臓:肝・心・脾・肺・腎
です。
左隣の臓器が影響するので、腎が弱ると肝にも及ぶということです。
12月の後半、身体が弱ってました、私。
お正月は身体を温め、ゆっくり休めるのが吉ですね。
ちなみに爪が白色だと「疲れ・血の不足」、紅色だと「熱証・瘀血・出血」、黄色だと「湿熱証・肝胆疾病・甲状腺機能低下症」などに関与する可能性があります。
爪はザラつきがなく、ツルッと透明で淡紅色に見えるのが良いでしょう。
ささくれだったり、斑点はザラつきや黒い線、ボコボコした線などは病気のサインです。
チェックしてみてください。