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鍼灸院ブログ
2020.01.07 カテゴリー:「脱力」して健康に 自分のカラダを知っておく マインドメイク 院長のたわごと
患者さんから、
テニスの試合で、ポーチ(などに出るとき)第一歩目を速くするにはどうすれば良いですか?
という質問がありました。
ワタクシ、テニスはほんと遊びでやったくらいでほぼ未経験です(笑)
でも、これは「脱力」と関係があると考えられたのでお答えしました。
例えば、右前方に素早くダッシュするとき、どうするか?
右にダッシュなので、左足を強く蹴ることが重要?
いいえ、僕はそうしません。
ではどうするか?
初動を左足ではなく、右足にします。
右足からは動かしづらいのでは?と思うかもしれませんが、
動かすのではないのです。
右膝裏を膝カックンされたように右膝だけ力を抜くのです。
すると「おっとっと」と、右前方に倒れてしまうのですが、そうならないために右前方に身体を進めます。
結果、左足で地面を蹴るより素早く右前方に行けます。
「右に行く」と考えてしまってから「ギュッ」と左足を蹴って勢いをつけても遅くなりますし、緊張して体力(スタミナ)も奪われます。
自分の身体の重さ、つまり「重力」を味方につけて素早く動くのですね。
ギュッとしない。
こうした動きで楽に素早く自分の願望(右に動くとか)を実現する。
古武術の動きの中にあるのがコレなのですが、ボクシングの肩抜き、膝抜き、野球の盗塁なども同じ原理を使っている人がいるみたいですね。
これって思考の脱力にもつながると思いましてねえ。
力を入れて、足の筋肉を鍛えればいいんだ、遅いのは鍛え方が足りないからだ!
実は、そういうわけでもない。
一呼吸おいて、自然にあるもの(この場合は重力)を使ってみる。
ドラムや鍼灸の治療も同じかな〜、なんて思いながらやっております。
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