2024.07.28
村上鍼灸院が始まって9年目になりますが、鍼の刺し方はだんだんと変わってきております。
基本は鍼灸学校で教わりますが、「手技」と言われるまでの刺し方は鍼灸の師匠である「呉澤森」先生のに教わりました(鍼灸学校卒業後2年間研修生として働いていました)。
僕が提唱する「体の脱力」は、体に「波」を送りこむことで実現すると思っていて、鍼の刺し方も振動させるようにして刺し込んでいます。
これは呉先生の刺し方を見ていて感じていました、刺し手から振動を与えていると。
この時はまだ脱力というワードは僕のパワーワードではなかったのですが、今思えばここから始まっていたのだと思います。
そして、鍼を刺したときに起こる「響き」という言葉。
鍼灸経験のある方はわかるかもしれませんが、鍼を刺すと「ズーン」と重だるくなるような独特の感覚がくるのです。
これを「響き」といって、「響き」という言葉自体が「波」「振動」「脱力」と共通点があるような感じがしますね。
響きがあると血流が良くなることは実証されており、僕は(患者さまが嫌いじゃなければ)この響きを多く出すような刺し方をします。
しかし刺すだけで響かないときが多々あるので響きを誘発する「手技」を使います。
導氣法といって、鍼を刺したあと回旋させながら上下に出し入れしていくのです。
鍼灸古来のやり方「雀啄法」よりも肉体への負担が軽く、響きも出やすいので響きが好きな患者様にはこの方法を多用しています。
(ちなみに呉先生に教わりました、ありがとうございますm(_ _)m)
響きを出す要素としては、このような「手技」の他に「刺す場所」「刺す深さ」があります。
響きやすい場所は「筋肉と腱の移行部」や「関節の隙間」「筋繊維の密度が高いところ」ですね。
そして深さ。
イメージ的には深いほうが響きやすいと思うでしょうが、実は最近逆だと感じています。
深く筋腹まで刺しこんで響く場合もありますが、これは硬結部、つまり筋繊維が不必要に密集してしまっているためだと考えています。
逆に浅いところ、つまり筋肉本体に到達する前の「筋膜」へのアプローチが、より響きやすいと今は思っています。
これは響きが好きな患者さまと一緒に試行錯誤させていただいた結果です。
「どうやったら体の負担を少なく響かせることが出来るだろうか」
そんな思いから。
雀啄法(スズメが啄むように鍼を単純に出し入れする)だと筋肉を不用意に傷つけてしまうし、導氣法でもやりすぎるとやはり負担がかかる。
回旋させる回数を少なくするために深く入れればいいのだろうか?
いや、しかし、響かない。
どうすれば!?
試行錯誤しているうちに筋肉ではなく「筋膜」を狙って浅く刺し、さらに導氣法よりも細かい振動で震わせるようにアプローチしていくと、響くことがわかってきました。
この方法なら患者様の体に負担をかけずに響かせることが出来ます。
もちろん奥の方の筋肉を狙う場合は奥まで刺しますよ、後頭下筋群とか。
僕は背中のツボをよく使うので、この浅く刺す方法がすごくしっくりくるのですよ。
患者様が1番の先生。
そんな言葉を学生時代に聞いて印象に残っていたのですが、今本当に実感しています。
日々精進、日々感謝。
皆様に生かされているなあと、感じる毎日なのであります。
で、院長がドラムのバンド、ひぐっつぁんにプロデュースしてもらったかもしれないバンド
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