2024.11.06
2024.07.28
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鍼灸院ブログ
え〜、脱力脱力と騒ぎ始めてはや2年。
理にかなった動きをするならば脱力は必須と思い、治療にも取り入れて1年半。
これは今後も変わることもないと確信を持てましたので「こり取り管理士」と名乗り、身体の緊張を取り脱力を普及してく所存である村上鍼灸院であります!
今まで身体を動かすトレーニングをやってきましたが、大きく分けると筋トレとキックボクシングですね。
筋トレの場合はいかに力を入れて筋肉に効かすか、がポイント。
逆にキックボクシングはいかに「力を入れず、脱力するか」がポイント。
両者ともにお互いを引き立て、牽制しあうという、まさに陰陽の関係ですね。
身体の使い方で力まず大きな音を出せるということに気づけたのは、人生で最大の出来事かもしれません。
僕の師匠、故・樋口宗孝にこう言われたことがあります。
「そんな手首だけ使ってたら疲れへんか〜?」
僕は「大丈夫です」と答えました。
すると
「そうか」
と言われて会話が終わったのを覚えています。
なんでこの時に素直に変えようと思わなかったのか。
このときは筋肉に多少の張りが出るくらい思いっきり叩くことが正解と信じて疑っていなかったんですね。
今、YOUTUBEでひぐっつぁんの映像を見ると、肩から肘、手首、指先、全てが連動し、最小の力で最大のスピードと音量を出しているのがわかります。
スネアの音は「居合斬り」のような感覚です。
良く言ってました。
「ドラムはボクシングみたいだなあ」と。
これはシンバルを叩くときに、力が入っていない表現なんです。
力いっぱい叩いても、良い音では鳴ってくれません。
自然に脱力して「シュッ」とスティックを振ることによって良い音が出ると感覚的にわかってたんですね。
ひぐっつぁんは脱力しながらも、力を入れるところはありえないくらい思いっきり叩いてましたね。
それが個性を産んだんだと思います。
普段は脱力。
でも出すときは出す、行くときは行く、みたいな。
ロックドラマーって個性の塊みたいな人が多いと思うんです。
もしその個性を維持したまま「脱力する」ということに気づいたら、スゴイドラマーになりますよ。
「脱力」に気付けると、ハンターハンターで言うところの「念」を覚えるようなものです。
わかりにくいか(笑)
とにかく、スティックを握り込まない。
これが重要なんだと気づくのに30年以上かかりましたけど、さらにドラムが楽しくなってきました。
老後の楽しみがもうで出来た感じ(笑)
他の楽器も、全部同じだと思います。
楽器だけでなく、スポーツや格闘技も同じ。
理にかなった動きは全てに通じる。
理にかなった動きがわかった上で、敢えて無茶をすると、個性が生まれるんだと思います。
死ぬまでにそれを体験してみたいですわ〜(^o^)